おいどんさんってどんな方?
1975年創業の老舗ジャズバーで店主としてずっとカウンターに立ち続けています。
中華街と元町の境目で、変わらない内装と変わらないお酒でアナログのレコードと一緒にJAZZを楽しんで頂いています。
テーブルチャージも頂いていないので、気軽にMINTONHOUSEにお越しください。
シウマイで有名な崎陽軒のCMにも出演された有名オーナー、おいどんさん。
松本零士の漫画「男おいどん」のキャラクターが由来で、ずっとこの名称で親しまれているそうです。扉を開けた瞬間、心地よいジャズのメロディーと薄暗い灯りに包まれて、小説に出てきそうな雰囲気の素敵なお店です。
MINTONHOUSEで伝えたい3つのこだわりを聞いてみました
「変わらない」を続けること
38年前にオープンし、今も内装や照明は変わっていません。
その運営を続けていたことで、2002年には崎陽軒の「変わらない」というコンセプトのCMでMINTONHOUSEと私を紹介して頂きました。
好き嫌いははっきりと分かれるお店だと思いますが、
これからも何かを変えていくことは考えていません。
いつMINTONHOUSEに行っても、そこには変わらないオーナーと音楽、お酒がある。
そんな安心感がずっと愛されるお店になっている理由なのでしょう!
「自分が楽しいと思えること」を取り入れること
お客さんを楽しませることは、私は苦手です。
「好きなレコードを掛けて、人との会話を僕自身が楽しむ」
それが結果的に、お客さんにも楽しんで頂けているように感じます。
「人との関わりは自分が楽しいと思える大事な要素」と語るおいどんさんですが、
あまり自分が話しすぎない、固まった意見を主張しすぎないということも意識されているようです。この適度な距離感も、MINTONHOUSEで心地よく過ごせる秘訣かもしれません!
店内を埋め尽くすレコード
開店当時は250枚程だったレコードも現在は3500枚ほどまでになっています。
75年から90年までのレコードと、音響はAltec社のスピーカー。
空間としての条件は決して良くない変形したスペースですが、時間と一緒に音がしっかり馴染んでくれましたね。
とにかくお店に入ると、カウンター越しにすぐ見えるレコードの枚数に驚きます!
気になった曲はおいどんさんが教えてくれますし、リクエストに応じることもあるようです。
迫力のある音に身を委ねて、お酒や会話も進むこと間違いなし?!
おいどんさんのインタビューを通じて
自分自身も学生時代にジャズ喫茶に通っていたという、おいどんさん。
当時はジャズ喫茶も流行っていた関係で多くのお店が近辺にもあったということですが、変わらず残っているお店はごく一部のみになってしまったとのこと。
インタビューでは、ただの流行では流されない「強い個性と歴史」をMINTONHOUSEの空気と、おいどんさんの言葉を聞いて、感じました。
一見、敷居が高い印象があるJAZZバーですが、ここはノーチャージ。
理由を聞いてみると、「自分は飲食業をずっと経営しているが、どこかのホテルで修行をしていたという料理の腕もない、だから気取らずにテーブルチャージはもらわずに、お酒と簡単なつまみ、そして一番はJAZZを思う存分楽しんでもらいたい。今だにカクテルはお客さんにレシピを教えてもらってるんだよ(笑)」とのこと。
客層は30代以上の方が多いとのことですが、20代の方でも隠れ家として知っておくと充分に楽しめるはずのお店です!