ISHIKAWA-CHO 2013/12/29

今井 嘉江

ひらがな商店街アートスペース と(現在は関内に移転)

と 今井様

今井 嘉江さんってどんな方?

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1951年に横浜の下町、石川町に生まれる。25歳で西区の住宅街に嫁いだものの、下町の生活環境「誰もが自由に出入りする家」を引きずり(?)、日常的に人 の集う「場」を構築していた(35年間)ことに気づく。それが現在のNPO法人シャーロックホームズ(1998年設立)につながった。2012年、実家 (石川町)に絵本カフェをOPENし、まちの活性化、人づくり、物づくりの拠点としての機能を果たす「場」の運営を始める。

アートスペース「と」は、かつて今井さんのご両親が駄菓子屋を営んでいた場所だったそうです。
その大切な場所をリノベーションし、パステル調の温かみのある空間で、人と人の橋渡しを自然と続けていらっしゃる方です!

ひらがな商店街アートスペース と(現在は関内に移転)で伝えたい3つのこだわりを聞いてみました

店名の由来

「今と昔 町と人 ものづくりとものがたり そんなことのまん中に「と」があったらと願っています 店主」 DMに掲載したメッセージです。人や情報が交差するそんな「場」になれば・・・。
そんな「と」には見どころがいっぱい!

見どころその① 
まずは絵本のセレクト!東欧の絵本を中心に年代ものからレアものまで。Bookshopカスパールの青木真央さんに協力いただきました!

見どころその②
そしては盛り上げるツールはアート!アートパフォーマンスや展示・ワークショップ…などなど色んな企画を行っています。

見どころその③
最後にすべて手作りのオリジナルカフェメニュー!有機農法の茶葉、昆布だしからつくるスープ、生姜の効いたパンチのあるスパイシーなドリンク・・・などなどぜひお店で味わってみてくださいね。

最後におまけとして…海外のグッズやデザイナーの制作したユニークな雑貨たちも大人気です!お店の細かいところまでぜひお楽しみください。

店名を決めていく上では色んな案が出て揉めたそうです(笑)
この場所では「お茶を飲みたい」「横浜の未来を語りたい」「表現を発表できる場でありたい」などなど、皆がしたいことを叶える空間でありたいと考えていくと、それらを実現する場所には必ず「○○と○○」と関わり合いがあって…。その間にある「と」の意味を大切にしていきたいということで皆で決めたそうですよ!

日直さん制度

「と」では人件費は発生していません。
一人一人がみな店主(日直さん)。自分のやりたい事をやっていい場所。
①ものづくりの「作業場」として使いたい。
②ギャラリーとして自分の作品を展示したい。
③教える「場」として教室を開きたい。
④カフェ運営の経験をしてみたい。
⑤ライブをやりたい。
そんなみんなの「・・・・・したい」を叶える「場」。日直さんは自由に使えます。

オープン当初から今も続けられている日直さん制度では、曜日によって店主さんが変わるので、
その日提供されるメニューやワークショップなど内容も異なり、毎日楽しみ方が変わります!
「チャレンジする場を提供したい」という今井さんの想いからなるユニークな制度です。

関内外OPEN 協力拠点

「関内外OPEN」とはアーティストやクリエーターの仕事場を限定公開する「オープンスタジオ」。5回目を迎える2013年は過去最多の200 を超えるスタジオの参加を目指しています。横浜の街中には、昔使われていた倉庫や銀行、オフィスビル、空き店舗などをリノベーションした建物が沢山あり、その中で日々、クリエイティブな活動が行われています。
「関内外OPEN!5」は、こうした普段なかなか見ることができない""ものづくりの現場""に街の人たちが気軽に訪問し、そこで活動する人々と交流をしていただくことを
目的としています。

「○○をやりたいと思っている人」を応援したい今井さんだからこそ、このアーティスト支援の意味合いがある「関内外OPEN」にも共感し、協力拠点として場所を提供されております。

今井 嘉江さんのインタビューを通じて

とにかくオープンで「人」と「人」を繋げることを自然に実現している、今井さん。
今井さん自身が「無」から「有」を生み出すことに挑戦することが好きで、それをしたいと思っている人もとにかく応援したいという気持ちから、日直さん制度や関内外OPENの協力拠点になることに繋がっています。

「元町・中華街ピープルピクニック」を作る際に今井さんに相談したときも、すぐに力になりたいと言って下さり、ご近所の加藤靴工房さん、Fab田中さんをご紹介頂けたのは今井さんのご協力あってです。
幼少期をこの石川町で過ごした今井さんからは、横浜の今と昔を聞くことも出来るのでアートスペース「と」に今井さんがいた時は是非お話を伺ってみてください!
きっと先に話しかけられちゃうかもしれませんが(笑)

ー今井 嘉江さんのオススメする元町・中華街の遊び方 ー
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